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- 2020.04.03
- 豆知識
- 年齢別のアレルギーについて
今では、何らかのアレルギーを持っているという人は珍しくなくなりましたよね。
それほどアレルギー体質が増えており、特に食べ物アレルギーなどは深刻化している状況です。
加工食品でもアレルギーの原因となる食材の表示がなされ、厳重に対応されるようになりました。では、そんなこどもにとって大きな負担となるアレルギーについてまとめましたのでご紹介します。
1.小児アレルギーとは
アレルギーにかかりやすい体質の小児は、乳幼児早期から乳児湿疹・アトピー性皮膚炎に始まって、食べ物アレルギーや気管支炎、鼻炎や花粉症など発症します。これらの発症は遺伝によるものが大きく、環境の要因も関係しているといわれます。すべてのこどもがこの症状の順番どおりにかかるとはいえないのですが、出来る限り、乳幼児初期の段階での湿疹を最小限に留めることが重要となります。
2.食物アレルギーとは
小児アレルギーの中で一番増えているものが食物アレルギーです。ある特定の食物を食べたり、接触したり、吸引することによって30分~2時間以内に主に皮膚や粘膜、消化器、呼吸器に症状が現れます。具体的にはかゆみや蕁麻疹、腹痛、嘔吐、咳、ひどければ呼吸困難やショック状態になることがわかっています。
アレルギーといえば、少し前までは大人になれば治る・ちょっと体に反応が出るだけといったイメージをもつ人が多いのですが、小さい子どもであれば重症化することもあるので注意が必要です。
3.治療法について
治療法として、症状を誘発する食物を食べないことがまず大切です。
しかし、食べない・食べるの判断については、医師の指示を仰ぎましょう。自己判断は決しておこなってはいけません。
また、食物アレルギーに関してよく誤解などありますが、下記に関して注意する必要があります。
・アレルギーの食べ物は食べず、症状が出ない程度に食べる
・湿疹は放置せずはじめに治しておく
・過度な摂取の除去をしない(妊娠中や授乳中の母親などは遅らせると帰って弊害が起こるため)
・血液検査の数値だけで勝手に判断しない
4.早期発見のポイント
実際に食べてみて症状が出た場合に気づくことが一番大切です。
血液検査の数値のみで判断し、食べることを勝手にやめてしまうとかえって食べられなくなってしまいます。必ず専門医に相談してから行動しましょう。
医療機関でアレルギー検査をすることが出来るので心当たりがある場合はすぐに診察しましょう。
併せて今後の食生活についても医師に相談することも出来るのでもし、こどものアレルギー症状が心配な場合は一度受診することをおすすめします。
5.果物や野菜による口腔アレルギーについて
生の果物や野菜、大豆などを食べた後、口の中や唇、耳の奥などにかゆみや腫れ、痛みを感じる場合は口腔アレルギー症候群の可能性が高いです。
このアレルギーは特定の植物の花粉症と関連があるともいわれています。
6.まとめ
アレルギー症状を誘発する食品はまず食べないことが原則です。年齢を重ねるとともに症状が軽くなったり、全く反応しなくなる場合もあります。しかし、実際にそうした解決策をただ待つわけにもいかないので正しい判断と対処法を身に着けて、こどもの成長に必要な栄養素を取り入れながらアレルギー対策をおこないましょう。